訪問看護や訪問リハビリに従事されている看護師さんや理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の方で看取りに関わった方って多いのかな?
最近訪問している利用者さんのことで色々考えたので書いてみた。

看取りのこと

新聞報道やネットで検索してみると、自分の家で最後を迎えたいという高齢者は多いようだ。看取りに取り組んでいる訪問看護ステーションもある。
私が非常勤で週1回働いている訪問看護ステーションもその一つだ。

以前に業務連絡の電話をしたら、ちょうど看取りの最中だったことがあった。

このステーションにはリハでは作業療法士の私が週1回働いているだけで他には看護師さんしかいない。看護がメインの訪問看護ステーションだ。

そのせいか、ガンの末期や90歳以上の高齢者の方も多く、利用期間が短期間の方も結構いる。だから、看取りに関わることもあるようだ。

リハビリスタッフと看取り

基本的に訪問リハビリと言うのは状態が安定している利用者さんに対して実施することがほとんどで、体調が悪かったり状態が悪化した場合は利用が中止になることが一般的だ。そして、状態が悪化した患者さんは入院して最期を迎えるか、入院しなくても訪問リハビリが中止になってしまうことがほとんどだ。

だから、訪問リハビリで看取りに関わる理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は看護師さんほど多くはない。たぶん、ほとんどいないんじゃあないかな。管理職として関わっている人なら少しは関わっているのかな。

だけど、利用者さんの状態の変化の兆しには気づいておなければならない。

いつかは亡くなるのだろうけど、悪化の兆しに気づいて適切に対応すれば悪化を防ぐことができる可能性があるからだ。

看取りはともかく、そうなることを減らしたり遅らせたりする役割は果たせると思う。

変化に気づくということ

今担当している95歳のおばあちゃんがちょっと不調なんですよね。
訪問リハビリしていると、もともと体力低下だったのが、より著明になってきた。訪問時に傾眠ってこともある。

会話の受け答えも間延びしやすい。

高齢なのでステーションの管理者である看護師さんにはその事を報告し、担当の看護師さんにも伝えている。
私は看取りの経験がないので、高齢者の方がどのようになっていって最後を迎えるのかということが今一つわからない。

だから、担当開始してからの状態と現在の状態を比較して、変化がある点については担当看護師に報告するようなスタンスで取り組んでいる。
看護師の管理者にたいしても、終末期にある高齢者の状態の確認すべき点についても聞いたりしています。

そういった関わりで、変化に気づくことで少しでも早い対応が可能になるのではないかと考えています。