2014年9月に無事Kindleで電子書籍を出版することができた。ネットにある情報などを参考にしながら書類などを作成したのですが、古い情報もあるため、自分の経緯をまとめてみた。
まずはKindleのサイトに登録
まずはキンドルのサイトKDPに登録することが必要です。kindleといってもAmazonのサイトですので、アマゾンにアカウントがある人だったらそのアカウントで登録することができます。
とりあえずは、登録に必要な個人情報のみを登録しておけば大丈夫です。途中で保存することができますので、登録できるところのみ記載して保存しておきましょう。
税金に関する手続きを実行
日本語で書いている本を電子書籍化することが目的なのですが、あまぞんの本社がアメリカにある関係で自分の電子書籍が売れたとしてもアメリカで課税されてしまいます。もちろん収入をアマゾンから受け取ったら日本でも所得税がかかってしまって税金の2重払いとなってしまいます。
それを避けるために
「私はアメリカに住んでいません、アメリカ以外の国に住んでいて自分の国できちんと税金を納めるから、アメリカでの税金は勘弁してください」
っていうような手続きをする必要があります。
だから、すでに本にできる原稿が手元にあったとしても、出版手続きを先にするのではなく税金関係の手続きが終了してから出版することをお勧めします。
まずはSS-4フォーマットを提出する
アメリカで税金は納めないんだけど、税金免除するにも個人を特定する必要があるからアメリカでの納税者番号を取得するために手続きがTaxpayer Identification Number(TIN)の取得です。
TIN取得のために提出する書類がSS-4等いうフォーマットの書類です。
KDPのサイトの左端にあるヘルプトピックから「売上の管理」-「税に関する情報要件」というところに詳しく書かれています。
英語表記の書類ですが
キンドルのサイトにも記載方法は掲載されていますので、そのとおりに作成すれば問題ありません。ネットで検索すれば解説しているサイトも多くあります。
提出方法
FAXで提出するのが確実と思われます。この時に注意したいのが、FAXの電話番号。
SS-4の提出方法を解説しているサイトに記載されている電話番号が最新の番号ではないようです。キンドルのサイトに常に最新のFAX番号が掲載されていますので、ネットの情報を鵜呑みにするのではなくキンドルのサイトで最新の番号を確認してください。
私の場合、2014年8月2日(土曜日)午後に提出、返信のFAXが自宅に帰ってきたのが、8月15日の早朝午前4時ごろでした。
税に関するインタビューをアカウントに登録する
KDPに登録して、SS-4の書類が返ってきて次にすることは、返送されてきた書類に記載されているEINの番号をアカウント情報に登録することです。
アカウント情報に税に関するインタビューがありますので、そこを記入します。
表示される順序に従って記載していけば問題ありません。日本語表示です。
途中に
米国のTaxpayer Identification Numberを持っていますか? (TIN)
という項目が出てきますので、「ハイ」を選択して、FAXに記載されているEIN番号を登録します
この時にTINを最近取得したという項目にもチェックをいれましょう。
この手続きはW-8フォーマットという書類の手続きなのですが、ネットで情報提供されているサイトでは、これも自分でアメリカに送付しなければいけないと記載されているサイトが多く見られますが、この手続きはすべてKDPのサイトからできますので、大丈夫です。
全ての項目を記載すると、「あなたの情報を確認しています」みたいな表示になりますが、登録したTIN番号がホントにアメリカに登録されている番号の確認がすむと下記のような表示になります。
私の場合は、確認に要した期間は10日間ほど。10日ほどたってから上記のような表示になりました。
ここから出版手続き
ここまでの税金などに関する手続きがすべて終了してから、出版そのものに関する準備になります。
この順序が逆になってしまって、出版の方が先になってしまって、税金の手続きの方が後回しになってしまうと2重課税になってしまう可能性があり、もらえるはずの収益が少なくなってしまいます。ご注意くださいね。
SS-4の書類を提出するときのみFAXでやり取りする必要がありますが、それ以外の手続きの全てはキンドルのサイト KDP から行えますのでKDPのヘルプを見ながら頑張ってください。