2015年2月現在で3か所の訪問看護ステーションを掛け持ち勤務していて、常勤職場はありません。先日4か所目となる訪問看護ステーションからお仕事の依頼をいただいて、打ち合わせの結果月2回くらいのペースでお仕事させていただくことになったので書いてみた。
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お仕事の依頼はこんな感じ
常勤職場がなくなってから、掛け持ち勤務をするようになって1年半が経過しています。だから、いろんなところにアンテナ張り巡らしてお仕事頂けるように努力しています。
今回はそんなアンテナの1つである知り合いのOTさんを通しての訪問看護ステーションからの依頼でした。
小児の訪問リハビリや訪問看護を始めているがそれの研修会や指導をしてほしい
って依頼です。
ホームページを見ると看護師さんとリハスタッフさん合わせて20人以上はいる大規模ステーション。そこで小児の訪問を始めたけど、若いスタッフが苦労しているから指導してほしいって感じの依頼でした。
1時間ほど打ち合わせをして、先方さんの依頼の詳細を確認して3月から月2回くらい半日勤務することにしました。
臨床指導、研修メインでやってみたい
やまだリハビリテーション研究所の研修会でもおもに若手のセラピストを対象にしていますが、臨床の仕事でも若手や新人の臨床指導といいますか、スーパーバイズをメインとした仕事をしたかったんですよね。
何年も前からいろんな事業所や病院の中堅スタッフにそんなことを話していたのですが、指導するだけでは利益は生まれないんですよね。
- 訪問1件すれば〇〇円
- 入院中のリハ60分で〇〇円
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は患者さんのリハビリをすることで利益が発生します。指導することでは報酬は請求できない。だから、私がいくら提案しても、指導だけではなかなか雇用してもらうことができませんでした。
でも、若手セラピストだらけで先輩の背中を見て育つってことが難しいような年齢構成の職業になってきているのがリハビリテーション業界。若手だけではなかなか成長しないって思う。
だから、今回いただいた月2回のお仕事は私が最もやりたかった仕事になる可能性があるんですよね。
指導の方法はこんな感じ
1つは事業所のスタッフに対しての研修会。座学となりますね。僕の持っている知識を伝えるって作業です。
もう一つは、利用者さんのリハビリの様子をビデオなどで撮影してもらって、事業所でそれを見ながらケース検討会。必要なら担当セラピストと同行訪問してさらに詳細にケース検討をします。
ビデオを通して初めてみた症例に対して、僕が何を考えてどんな評価をするのか、何を考えながら治療プログラムを作り上げるのか?そんなことを講義していきたいなって考えています。
私が伝えたいのは、具体的なプログラムではないんですよね。何を考えてどんな風にアプローチをひねり出しているのかっていう臨床思考のプロセスを伝えたいのです。
これが臨床に出て24年くらいたっている自分が若手にできることなんですよね。生のリアルな現場での新人や若手への指導を通して、その事業所のスタッフが成長すれば事業所としての利益は向上するはず。そこにメリットを見出して私を雇用してもらえたら嬉しい。
いやあ来月が楽しみです。