一つ前の記事に書いたの地元でのかかわりは、以前の職場で知り合った作業療法士さんの紹介によるもの。地元だからこそ頑張りたいのですが、自治体の活動には予算がつきものなのか、今のところ年間5回ほどの依頼にとどまっています。

でも、前回の転倒予防はなかなかいい手ごたえを感じたので、「依頼が増えないかなあ」なんて思っています。ただ、保険師さんとの会話の中では作業療法士が地域で食い込んでいける余地は充分あるように感じました。

一人を雇うだけの予算はなくても私のようにある程度フリーで動ける作業療法士をスポット的に雇用して地域で活動してもらうような取り組みは可能だと思います。

ただ、そのようなフリーで動けそうな(非常勤を含む)作業療法士さんがどこにいてるかという情報をうまく地域の関係者に伝えるという事が必要ですが。

地域でまだまだ開拓していけそうだという手ごたえを感じたのは前述の地元の取り組み以外にもこんな事もありました。

今の訪問看護ステーションの所長(作業療法士)は色んな新しい取り組みに取り組んでいる方なんですが、そのステーションの所在する地域の保険師さんとの交流の中で、私が小児領域も一応担当できますよという事を所長が上手く広報してくれたので、早速その保健師さんから連絡があり

「地域の予算でスポット的に障害児を訪問指導する予算が確保できたので協力して欲しい」

と依頼がありました。年間でわずか3回なのですが、その依頼を作業療法士にしてくれたことが重要と思います。これを断っていたのでは、せっかくの作業療法士に寄せられている期待を無くす事につながりかねません。
所長と相談しこの仕事もお受けする事にしました。

意外と、地域には作業療法士に対する需要はあるようです。

ただ、その地域に作業療法士がいることをどうアピールするかが重要な気がしています。この辺りの活動を士会を通じて行う事ができればいいなあと思います。

また、子育てから離れてしまっている貴重な作業療法士さんたちを上手く組織すればこういったスポット的な仕事をドンドン受ける事ができるのになあとも思います。