2月定例研修会「小児領域の訪問看護・リハビリを始めてみませんか」が先週の土曜日に無事終わりました。
講師を務めていただいた松本看護師さん(CIL豊中訪問看護ステーション)、ご参加いただいた27名の受講生の皆さんお疲れ様でした。
やまだリハビリテーション研究所では2011年に研修会を開始して以来ほぼ毎年このテーマに取り組んでいます。それだけこの領域への取り組みが少なく、訪問を利用したいご家族は多いからです。
しかし、過去の研修会では作業療法士としてのリハビリ的な取り組みの報告が主体となっており、看護の視点の報告がなかったのが課題でした。しかし、今回はその部分を看護師の松本さんがしっかり報告してくださいました。
- 制度のこと
- 訪問看護の実際と課題
- リハビリとの連携
- 他事業所との連携
- 児童デイサービスのこと
事業所の存在や松本看護師さんの名前は知っていたのですが、なかなかお会いすることができなかったのですが、昨年保健所が主催する研修会でお会いして、講義を聞いてすぐに「研修会の依頼」をさせていただきました。私が伝えることができない内容の講義をしていただけると感じたからです。
今回の研修では、多少看護とリハビリの講義内容が重なる部分もあったのですが、主催者としては過去の研修会以上に内容の濃いものを提供できたのではないかと感じています。
私も講義をしましたが、個人的に収穫と思っているのは私がこれまで感じていたリハビリテーションでの小児領域の訪問の課題というものは看護分野でも課題であるということを実感したことです。
これまでこの領域の研修会を開催しつつも
私の独りよがりな想いではないのか?
という疑問もあったのですが、看護師さんも同じことを感じているということがわかり、自信を持って研修会をこれからも継続して行おうという意欲がわいてきました。
今回の参加者は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師とこれまで主催してきた研修会にないくらい多彩な顔ぶれで、この領域で困っている方が多いということがわかりました。
何とかこの領域の開拓ができればと思っていますので、今後も引き続き研修会開催していきます。