皆さんは、自分以外の作業療法士と意見交換などをしていますか?
殻に閉じこもった作業療法士になっていませんか

養成校の講義などで最近よく言っていることです。
「野球選手や花屋や看護婦さんになりたいと思っている子供達は、自分も大きくなったらあんな風になりたいと思う目標をもっている。学生の皆さんは作業療法士を目指していますが、本物の作業療法士何人に出会ったことがありますか?」
最近は作業療法士の数も少し増えているので、入学前に作業療法士と出会っている学生も少しいますが、ほとんどは出会ったことがありません。
臨床に出ている作業療法士でも、多くの作業療法士と意見交換している方は少ないと思います。例え、学会などに参加していても発表を聞いているだけではその作業療法士を知る事にはなりません。
他の作業療法士に会って話をする事は自分のもっている作業療法士に対する「価値観」を広げる事につながると考えています。目標とすべき作業療法士に出会ったり、すごい作業療法士に出会うことが自分の作業療法士としての幅を広げる事になると思っています。
そういう意味でも作業療法士としてのネットワークを広げる事が重要だと思います。
広い世の中には、色んな作業療法士がいます。
自分の知っている作業療法士の世界が狭いと「狭い範囲での作業療法」しか実施できません。それは、利用者さんに対して実施できる作業療法の幅が狭いことを意味します。
出会う作業療法士が全て「良い」作業療法士かどうかはわかりませんが、「悪い」作業療法士に出会ってもそれはそれで反面教師にすればよい事。
ただ、自分と異なる価値観をもっている作業療法士が「わるい」と思っているわけではありません。
ですが、色んな作業療法士に出会わなければ「自分」が「作業療法士としてどうなのか?」ということもわからなくなります。
とりあえず、色んな作業療法士と出会いましょう!
亭主