実はひそかに、正直あまりひそかにではなく堂々と宣伝していますが、できれば研修会講師で年間100万円くらい稼ぎたいと考えている。だけど、現実的には、そんなにうまくいくはずもなく、やまだリハビリテーション研究所の活動は赤字にはならないが、黒字にもならない。4年間の活動の黒字分でようやく研修会で使うプロジェクターを購入できた程度の儲けしかない。儲からない理由は明らかだ、技術をセールスポイントにしないからだ。研修会講師としてのセールスポイントについて書いてみた。


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最大のセールスポイントは臨床経験です

やまだリハビリテーション研究所で主催している研修会の参加者アンケートに書かれている感想で比較的多いのは

  • 具体的な症例を例に挙げてわかりやすい
  • リアルな雰囲気の講義を聞けた

というような感想が多い。

1991年に作業療法士として臨床にデビューして、リハビリ病院で7年、老人保健施設で7年、現在は訪問リハビリに従事して10年が経過している。非常勤講師として養成校への関わりはあるものの、ずーっと臨床一筋で働いている。

臨床一筋の理学療法士や作業療法士というのは別に珍しくもなんともない。普通に働いていたら臨床一筋ってことだからね。

それ自体は何の自慢にもならないね。

しかし、臨床一筋の理学療法士や作業療法士、言語聴覚士の全てが人前で講義をできるスキルを持っているかというと話は変わってくる。

現在のリハビリテーション業界はベテランになればなるほど、教員になるか管理職になるかという人が多くて、臨床の現場一筋っていうのは少ない。研修会の講師を務めるおおくは、養成校の教員だったりする事も多い。

実は珍しい存在なのかも?

一時期管理職として管理業務と臨床を並行していた時期もありましたが、現在は臨床が全てです。

臨床ばっかりやっている人で、人前でしゃべるのが得意だっていう理学療法士や作業療法士は少ないって思うんですよね。

だから、臨床でやっていることや臨床で感じていることを整理してお話するのは得意なんですよ。現在は訪問リハビリテーションを中心に地域リハビリを実践していますので、そのテーマで講義をすることが多いのですが、技術以外の話なら何でも対応できます。

さ、臨床一筋の講義で年間100万円くらい稼げるかどうかもう少し頑張ってみよう。